著作権に関する注意事項

日本では、点字による本の転写はデジタル形式のものも含めて出版社や著者の許可なく視覚障害者に提供できることが法律で定められています。しかしながら、サイエンスアクセシビリティネットでは電子化作業の迅速化・効率化を図るためにOCR処理を行う関係上、著作権に関しては注意深い対応が必要となります。そこで、サイエンスアクセシビリティネットでは著作権者や出版社の権利・利益を損なうことがないように、フェアー・ユースの考えに沿って、以下の3原則に従って視覚障害者への電子化サービスを行うことにしました。

これらは、視覚障害者も出版されている書籍を晴眼者と同様に読む権利があること、しかし視覚障害者本人が自分で電子データに変換することが困難であることから、著作権者や出版社の権利を損なうことがないように配慮しながらサイエンスアクセシビリティネットで代行するという考えに沿って提供するサービスです。著作者、出版社、利用する視覚障害者双方のご理解をお願いします。

提供するデータ形式について

基本的には BSE 形式の電子データでです。

印刷が必要な方は出来るだけ身近なところにある点字プリンタでご自分で印刷をお願いいたしますが、自分で印刷することが難しい方はサクセスネットの事務局 にご連絡下さい。点字用紙代、郵送料などかかりますが、出来るだけの対応はいたします。

また、図については出来るだけ本文中に言葉で説明を加えていますが、理解のために必要と思われる図については、印刷用のファイルでの形での提供になります。こちらについても印刷が必要な場合はご相談下さい。

点訳の費用について

点訳に際しては、サクセスネットでは

などの手順を経て点字書籍化を行っています。そのため、すべてを手作業で行う場合に比べれば低コストで点字化が可能ですが、それでも原本の定価の数倍~10倍程度のコストがかかっています。

その経費はサクセスネットの他の事業(ソフトウェア販売や一般文書の電子化事業など)の収益によって賄っていますが、19年度は財団法人国際コミュニケーション基金の助成をうけて、多くの書籍の電子化と点訳が可能になりました。同財団に深く感謝します。